地場産業となっている家具産地6箇所のうち、旭川と飛騨の両地域を取り上げ、その生産者、ユーザー、関わるデザイナーに対して行なった調査。産地に小京都としての強い個性があり、その文脈を受け継ぐ立場にある飛騨の家具業界の経営者は、その特性を伸長するようにデザイナーを使っていることが明らかになった。一方、とくに産地に個性がない旭川では、家具業界の経営者は北海道の大自然を意識した上質な家具をイメージできる製品デザインを求め、そのようにデザイナーを起用していた。
概要2000字
梗概2P